水月-迷心- Disk1 警告メッセージ | |
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皆さんこんにちは、雪です。 このディスクはドリームキャスト専用のGD-ROMです。 1(ワン)トラック目にコンピュータ用データが記録されていますので、 CDプレイヤーなどで再生しないで下さいね。 以上、警告メッセージでした。 |
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ん? あれ? あれれー? ねぇねぇ雪ちゃん、まだ再生してるみたいだよー |
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えっ? そんな! 困りますっ! 早急に再生をとめて下さい。 雪が怒られてしまいます。 |
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そーだ、そーだ。 往生際が悪いぞー |
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酷いです。 雪は早く仕事を終えて、透矢さんとハチミツな時間を過ごしたいのに。 |
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わはー、雪ちゃんだいた~ん。 |
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愛という名の忠誠心、ですから。 |
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雪ちゃんも言うねぇ~ |
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‥‥。 二度目の警告です。 直ぐに再生を止めて下さい。 3秒数えます。 それでも尚、お止めにならないのなら‥‥ そうですね‥‥重大なネタバレをここで発表してしまいます。 |
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がーん! 雪ちゃん、何もそこまでしなくても~っ |
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3、2、1、ゼロ! 時間切れです。 |
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あわわわわ~、雪ちゃんが、悪い雪ちゃんに。 |
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仕方ありませんね。 雪は再度警告しましたのに。 実は‥‥雪はただのメイドではありません。 おはようからおやすみまで、 透矢さんの暮らしを見つめるメイドとは世を忍ぶ仮の姿‥‥ |
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そ、その正体は!? |
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えっ!? もう時間がないんですか? まだ何も言ってませんのに。 |
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わはー、命拾いしたね~ |
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それでは、このお話の続きはディスク2で致しましょう。 |
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まったねぇ~ |
水月-迷心- Disk2 警告メッセージ |
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続きはディスク2でって言われてもねぇ‥‥ |
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えっ!? 私達が続きを話さなきゃいけないの。 |
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っていうか、あのメイドの正体なんて知らないし。 |
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私も‥‥知らないです。 |
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じゃいいや、やめよ。 |
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い、いいのかなぁ‥‥ |
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どうせハッタリよ、気にするだけ人生の無駄無駄。 それよりも、もっとやらなきゃいけない事があるみたいだしね。 |
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あっ! 警告メッセージだね、おねえちゃん。 |
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でもさぁ、これってもはや有名無実化してない? |
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うん。 寧ろ、再生を助長してる傾向があるかも。 |
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まぁいいや。 とっとと片付けようっと。 (棒読み)このディスクはドリームキャスト専用のGD-ROMです。 1トラック目にコンピュータ用データが記録されているので CDプレイヤー等では再生しないで下さぁーい(投げやり) はい終わりっと。 |
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おねぇーちゃ~ん。 棒読みやっつけ仕事はやめようよぉ~ |
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大体ね~無駄にミニドラマ仕立てにするから聞くヤツが後を絶たないのよ。 本当に聞いて欲しくないのなら人体に有害な電磁波を出してでも警告しないと。 |
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そんなこと出来るの? |
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私が知る訳ないでしょ。 |
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ううぅ~ |
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あ、じゃ、こんなのはどう? ペナルティとして沢ガニの甲羅を百個送りつけてやるの、邪魔だよ~☆ |
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わけわかんないよ~ |
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それが嫌なら使い切った乾電池を大量に送りつけるわ! しかもアルカリじゃなくて脆弱なマンガンよっ! |
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はわわわっ! お、おねえちゃんが暴走し出したので、この辺で失礼しますぅっ |
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ちょっとマリア、ちゃんと最後まで聞きなさぁ~いッ! |
アイコン素材:SURREALISTIC POINT / 原作:KID |