魅「みんな、お疲れさまっ!
  はい、これがおじさんの声」


レ「お疲れさま〜 レナの声はこんな感じだよ〜」

沙「お疲れさまですわ。
  おーほっほっほっ、わたくしの声は間違えようがなくってよ」


梨「みぃ〜、この台詞だけでボクだと解るです」

圭「おい、みんなして何言ってるんだ?」

レ「あれ〜圭一(けいいち)くん覚えてないのかな? かな?」

梨「圭一は記憶力がないのです」

魅「メインの中でダントツの最下位じゃ話を逸らしたくなる気持ちも解らなくはないんだけどねぇ?」

圭「だから何の話をしてるか解らないと言ってるだろ」

沙「無知な圭一さんにも解りやすく説明してあげたらどうですの?」

魅「説明も何も圭ちゃんが6位という事実は変わらない」

レ「私は1位だよぉ〜はぅ〜〜〜〜〜☆」

魅「甘いよレナ、今回は1位を譲ったけど今度はそうはいかない」

圭「おいおい、だから俺一人取り残して勝手に話を進めないでくれよ。
  結局何の話をしてるんだ!?」

梨「人気投票の話なのです」

圭「例によって的を射た説明をしてくれるのは梨花ちゃんだけか‥‥
  とまぁそれはおいといて‥‥人気投票だぁ!?」

梨「因みにボクは5位なのです」

沙「わたくしは3位でしてよ、おーほっほっほっ」

圭「自慢できる事じゃないな」

沙「な、なんですってぇっ!!
  圭一さんなんて6位じゃありませんかっ!」


圭「な、なに!? 主人公である俺が6位だと!? そんな馬鹿なっ!!」

レ「さっき魅(み)ぃちゃんが言ってたよ。 圭一君聞いてなかったのかな? かな?」

圭「んなこたぁ関係ない!
  主人公は模範となるべくして常に皆の上に立たなければいけないんだよ!
  それなのに6位とはどういう了見だ?」

魅「まぁ立ち絵がない割には健闘した方じゃない?」

圭「立ち絵がない、前髪で目を隠す。
  これはギャルゲーの主人公に必要不可欠な要素だろ!?
  立ち絵なんて関係ないんだよッ!!」

梨「ただの負け惜しみに聞こえますです」

圭「梨花(りか)ちゃんまで何て事をっ!」

沙「それより気になるのは4位の存在ですわね」

レ「梨花ちゃん頑張ったのに残念だったね」

梨「みぃ〜」

圭「ちょっと待て。 4位って何だ?
  ヒロインはレナ、魅音(みおん)、沙都子(さとこ)、梨花ちゃんの4人で全員だろ?
  4位が他に居るってのはおかしくないか?」

詩「ふっふっふっ‥‥」

圭「だ、誰だっ!?」

魅「し、詩音(しおん)っ!?」

レ「詩ぃちゃん久しぶり〜」

詩「はぁ〜い☆ みんな元気にしてた?」


魅「どどど、どーして詩音がここにいる訳!?」

沙「ヒロインでもない詩音がいるなんて、おかしいですわっ」

詩「あぁ〜ら言ってくれるわねぇ?
  未来の人気No1の私に向かって」


梨「みぃ‥‥自信たっぷりなのです」

圭「それだけ大口を叩けるって事は、それなりの理由があるんだろうな?」

詩「当然じゃない。
  だって次回作“目明し編”の主人公は私なのよ?」


レ「はぅ〜〜〜〜〜〜〜っ」
沙「な、なんですってぇ!?」
魅「何よそれぇ!! 聞いてない、聞いてない、聞いてなぁ〜〜いっ!!」
梨「みぃ‥‥」

レ「あれあれ? 圭一くん驚いてないね。
  どうしてかな? どうしてかな?」


圭「ん? いや、だって俺、知ってたし。
  それに次回作は俺の立ち絵も登場するとか専らの噂なんだぜ?」

詩「まぁ圭ちゃんの立ち絵が実装された所で人気が出るとは到底思えないけどね」

圭「さり気なく凄い言われようだな‥‥」

魅「どうして詩音が主人公になるの!! 納得いかなぁ〜〜〜〜いっ!」

沙「非業の最期を遂げて人気急落するのがオチですわ」

詩「ひがまない、ひがまない」

圭「流石は詩音、既に主人公としての風格が滲み出てるな‥‥」

梨「圭一が詩音の味方してるのです」

レ「詩ぃちゃんの人気が出ても私は負けないよ〜」

魅「おじさんだって負けてられないよっ」

沙「わたくしだって!」

梨「次はネコミミだけじゃなくて、もっと色々な属性を追加して人気上昇を狙うのです」

圭「早くも火花を散らしてるみたいだし、次回の人気投票が楽しみだな」

詩「ま、結果は火を見るより明らかだけどね」

魅「そんなのわかんないじゃん」

圭「いや‥‥詩音には絶対的な自信があるんだ。
  何しろ次回作には詩音の胸ぽろりがあるとか、ないとか‥‥」

詩「ちょ、け、圭ちゃんっ!?」

レ「圭一くん、嘘はいけないんだな、いけないんだな」

圭「そんなこと言ってレナこそ、どうしてそこで突然スカートを脱ぎ出すんだ?」

レ「えっ? えっ? 私スカート脱いでないよ?
  どうしてそんなこと言うのかな? かな?」


魅「圭ちゃん何言ってるの?」

圭「おいおい魅音までいつの間にスクール水着に着替えたんだ?」

魅「はぁ!?」

圭「それに沙都子、梨花ちゃんまで、哀れもない姿で何て大胆なポーズをっ!!」

沙「ななな何を言ってるんですの!?」

梨「みぃ?」

レ「絵が見えないからって‥‥」
魅「嘘をつくなんて‥‥」
沙「随分姑息な手段を使いますのね」
梨「覚悟するのです、にぱ〜☆」

圭「お、おい、ちょっと待てみんな。
  どうしてそんなに怖い顔してるんだ!?
  ほんのちょっと読者サービスしただけだろ?
  お色気があった方が人気が出るのは当たり前じゃ‥‥」

魅「問答無用っ!!」

沙「覚悟ですわっ!」

圭「ま、待て待て、話し合えば解る! 時に落ち着け‥‥ わぁああっ!」

レ「あはは〜〜逃げても無駄だよ〜」

梨「諦めた方が余計な労力を使わずに済むのです」

圭「たすけて〜〜〜」

………
……


詩「あらら、どうやら圭ちゃんが離脱したようなので締めは私がする事になっちゃったのかな?
  そんな訳で体験版しかやった事がない人は製品版を買って是非私に逢いにきてね。
  私の美貌で萌えさせちゃうわよ♪」


レ「あはは〜待ってよ圭一くん〜〜〜〜」

圭「もう許してくれ〜〜〜っ!!」

詩「当分戻ってきそうにないし、この辺で終わりにしましょう。
  それでは次に逢える時を楽しみにしてます。 じゃあね〜☆」