*VERITAS Cluster Server [#w5a9bfd3]
#contents

**基本 [#na7debaf]
-デフォルトでは以下のディレクトリに各種ログがある。~
 /var/VRTSvcs/bin
 /var/VRTSvcs/log
 ※ engine_A.log がVCSの主要ログ
~

-デフォルトで以下のディレクトリに各種コマンドがある。rootユーザーで実行する必要有り。~
 /opt/VRTSvcs/bin
~


-ベリタスエクスプローラー採取(-dbacでRACの情報は取得しない)~
 /opt/VRTSspt/VRTSexplore/VRTSexplore -dbac
~
#br




**VCSの制御 [#n8bd7009]
-VCSの起動。全てのノードで行う~
 hastart
~


-同一クラスター内の全てのサービスOFFLINEとhadの停止を行う~
 hastop -all
~


-自ノードのみ停止を行いたいときに使用~
 hastop -local [-force]
コマンドを実施したサーバーでサービスグループがOFFLINEであった場合、フェイルオーバーはしない。~
forceオプション指定で、リソースをOFFLINEにせずVCSのみ停止させる~
~


-VCSのサービスステータスサマリー表示。~
 hastatus [-summary]
 -- SYSTEM STATE
 -- System               State                Frozen
 
 A  CentOS6p             RUNNING              0
 A  CentOS6s             RUNNING              0
 
 -- GROUP STATE
 -- Group           System               Probed     AutoDisabled    State
 
 B  grp1            CentOS6p             Y          N               ONLINE
 B  grp1            CentOS6s             Y          N               OFFLINE
|BGCOLOR(#f0f8ff):''ステータス''|BGCOLOR(#f0f8ff):''説明''|
|ONLINE|サービスグループ内の全てのリソースがONLINE|
|OFFLINE|サービスグループ内の全てのリソースがOFFLINE|
|PARTIAL|サービスグループ内にONLINEとOFFLINEが混在|
|FAULTED|障害によってサービスグループの内の全てのグループがOFFLINE|
|BGCOLOR(#f0f8ff):''System''|BGCOLOR(#f0f8ff):''説明''|
|RUNNING|正常:サービスを行っている状態、もしくはサービスを引き継げる状態|
|INITING|状態遷移中:グループ内リソース初期化開始|
|LOCAL BUILD|状態遷移中:稼動系グループ状態遷移|
|REMOTE BUILD|状態遷移中:待機系グループ状態遷移|
|FAULTED|異常:システム異常|
|LEAVING|状態遷移中:hadプロセス終了中|
|EXITED|異常:hadプロセス終了|
|BGCOLOR(#f0f8ff):''Group''|BGCOLOR(#f0f8ff):''説明''|
|ONLINE|正常:サービスが起動されている状態(稼動系)|
|OFFLINE|正常:サービスが起動されていない状態(待機系)|
|*FAULTED*|異常:ONLINE状態から障害が発生してサービスが起動されていない状態|
|STARTING  PARTIAL|状態遷移中:リソースがOnline遷移中|
|STOPPING PARTIAL|状態遷移中:リソースがOffline遷移中|
|BGCOLOR(#f0f8ff):''Resource''|BGCOLOR(#f0f8ff):''説明''|
|ONLINE|正常:サービスが起動されている状態(稼動系)|
|OFFLINE|正常:サービスが起動されていない状態(待機系)|
|*FAULTED*|異常:ONLINE状態から障害が発生してサービスが起動されていない状態|
|WAITING FOR CHILDREN ONLINE|状態遷移中:子リソースがOnline遷移中状態|
|WAITING FOR ONLINE|状態遷移中:リソースがOnline遷移中状態|
|WAITING FOR OFFLINE|状態遷移中:リソースがOffline遷移中状態|
~


-GAB/LLT ステータス確認~
 gabconfig -a
~
#br




**サービスグループの制御(hagrp) [#f32cfa6e]
サービスを提供するために必要なリソースとそれらリソースを起動/停止する順番を定義した論理的なグループのこと。~
フェイルオーバーはサービスグループ単位で行う。リソース単位で行うには [[hares>#a56d5e7b]] コマンド利用する。~
~

-FAILになっているグループの解除~
 hagrp -clear グループ名 -sys システム名
~


-グループをFREEZE状態にする(FAILOVERをさせない設定) -unfreeze でフリーズ解除~
 hagrp -freeze グループ名
~


-グループをONLINE(OFFLINE)に変更する~
 hagrp { -online | -offline} グループ名 -sys システム名
~


-指定したグループを、別のシステムでONLINEに切り替える(稼働系を待機系のノードに切り替える時など)~
 hagrp -switch グループ名 -to システム名
ONLINEにしたいシステム名を指定する。また以下の条件が揃っていること hastatus -sum で確認する~
・システムがFreeze状態でない事。Freezeならば、Failoverは出来ないのでフリーズを解除する~
・稼動系にする系(現待機系)のsystemステータスが『RUNNING』である事~
・稼動系にする系(現待機系)のgroupステータスが『OFFLINE』である事~
・稼動系にする系(現待機系)のresourceステータスが何も出力されていない事~
~


-状態遷移途中(オンライン、オフライン処理)の状態をクリアする~
 hagrp -flush グループ名 -sys システム名
グループオンラインをしている途中で、あるリソースのonlineスクリプトが~
フリーズしてしまったような状況において、タイムアウトまで待たずに停止したい場合等に使用。~
~


-起動や停止に関わる、サービスグループごとの各パラメーターを表示~
 hagrp -display [グループ名][-attribute <Attribute>]
~


-サービスグループのステータスを確認~
 hagrp -state [グループ名] [-sys システム名]
~


-属性変更する~
 hagrp -modify グループ名 Attribute 値
~
#br




**リソースの制御(hares) [#a56d5e7b]
リソースグループをフリーズ(hagrp -freeze)すると hares コマンドが使えなくなります。~
~


-現在のシステムで作成されているリソース一覧表示~
 hares -list
~


-現在のリソースがどのノードで実行されているのか、またステータスも表示~
 hares -state [リソース名] [-sys システム名]
~


-リソースのパラメータを表示~
 hares -display リソース名
~


-指定したリソースの依存関係を表示~
 hares -dep リソース名
 #Group       Parent     Child
 グループ     リソース1 リソース2
リソースを起動するには、Child (リソース2)が起動(ONLINE)している必要がある~
リソースを停止するには、Parent(リソース1)が停止(OFFLINE)している必要がある~
~
~


-リソースをONLINE(OFFLINE)にする。~
 hares { -online | -offline } リソース名 -sys システム名
VCS制御コマンドにて明示的にOFFLINEにした場合、F/Oは発生しない~
~


-FAULTEDなどのフラグをクリアする~
 hares -clear リソース名 [-sys システム名]
~


-現在のリソース状況を確認しステータスを更新する~
 hares -probe リソース名 -sys システム名
例えば、VCSでマウント制御しているが、手動でマウントした場合、VCSステータスは更新されないが、当該コマンドを実行することで更新され、ONLINEになる~
~


-リソース属性変更する~
 hares -modify リソース名 Attribute 値
~


-リソースタイプ属性変更する~
 hatype -modify リソースタイプ Attribute 値
~
#br



**設定ファイル [#td9a2845]
 /etc/VRTSvcs/conf/config/main.cf
クラスタ、システム、サービスグループ、リソースの定義及び依存関係を設定する~
VCS構成情報ファイル(types.cf)をincludeしている~
 requires group <リソース名> online local firm
 <リソース名>で指定したリソースが、当該ノードでONLINEになっていないと該当リソースは起動できない。

 --------------------
 ファイル内容サンプル
 --------------------
 group gr1 (  ★サービスグループは gr1(hagrpコマンドで制御)
    SystemList = { host1 = 0, host2 = 1 }
    AutoStartList = { host1, host2 }
    )
    Application gr1_XXXX (   ★リソースは gr1_XXXX(haresコマンドで制御)
        User = root
        StartProgram = \"〜\"
        StopProgram = \"〜\"
        CleanProgram = \"〜\"
        MonitorProgram = \"〜\"
        )
~


-標準Agentのリソースタイプを定義しているファイル~
 /etc/VRTSvcs/conf/config/types.cf
~


-標準Agent以外のリソースタイプを定義しているファイル~
 /etc/VRTSvcs/conf/config/<agent>types.cf
~


-VCSのシステム名を定義~
 /etc/VRTSvcs/conf/sysname
~


-llt設定ファイル。ハートビートで使用するNIC、システム名、クラスタIDを定義~
 /etc/llttab
~


-ハートビート通信を行うシステム名(クラスタ内の全ノード)、ノードIDを定義~
 /etc/llthosts
~


-gabの設定ファイル(シーディング設定)~
 /etc/gabtab
~

***設定ファイルの反映 [#qb320b8d]
VCSを再起動させる必要があるが、起動したまま反映させる方法もある。~


-構成ファイルへの書き込みを可能にする~
 haconf -makerw
~


-ファイルを閉じ読み込み専用に戻す~
 haconf -dump -makero
~

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