Cisco †
良く使うコマンド †
コマンド | 説明 |
terminal monitor | telnet接続時でもリアルタイムにログを出力 |
terminal length 0 | 1ページに表示されない時に出力される「 -- More -- 」を表示しない |
show clock | 時刻の確認 |
show version | 稼働時間及び、起動理由を確認。System returned to ROM by power-on は電源ONによる起動 |
show logging | シスログ表示 |
show interfaces | インタフェースの情報を表示 |
show int counters errors | インターフェースのエラーカウンタ表示 |
show controller ethernet-controller | トラフィック カウンタおよびエラー カウンタの出力を表示 |
show switch stack-ports | スタック構成のインターフェース情報を表示 |
show ip traffic | スイッチで受信したIPパケットのタイプ別のトラフィックサマリー |
show buffers | バッファプールの現状確認 |
show tech-support | Cisco機器がトラブルを起こした場合にサポートに情報を投げる場合に情報を取得する |
show inventory | Catalystスイッチのアップリンクに接続したGLC-Tのようなモジュールのシリアルも確認できる |
show process cpu history | CPUの負荷状況を確認。左側が最新の測定値 |
show process cpu sorted 5sec | CPU使用率が高いIOSプロセスを表示(直近5秒) |
show env all | 電源モジュール、ルータ内部の温度(ファン、アセンブリのステータスを直接反映)に関する情報を表示。 RPSは冗長電源であり、使用されてない場合は、is NOT PRESENT の出力 |
show cdp neighbors | 隣接するCisco機器の要約情報を表示。 detailを付与すると詳細表示(IPアドレス等の情報も表示される) |
show ip interface | ACLの適用状況を表示 |
show platform pm if-numbers | ポートが、どのASICに属しているか確認する。port列のX/YのXがASIC番号 |
show controllers cpu-interface | キューごとのパケットカウントを確認する(輻輳のために廃棄されるCPUバウンドパケットもカウント) 特定の CPU キュー(cpu-queue-frames)の廃棄カウントが増大している場合は、そのキューの使用頻度が高いことを意味する |
show platform port-asic stats drop [IF] | CPU 受信キュー廃棄カウントを確認し、パケットの廃棄カウントの多いキューを特定する Supervisor TxQueue Drop Statistics で表示されるキュー順番は、show controllers cpu-interface のcpu-queue項目と同じ。0 ⇒ rpc、15 ⇒ cpu heartbeat |
トラブルシューティング:スイッチ ポートおよびインターフェイスの問題
ログ取得時の推奨設定 †
- timestampを確認できるようにする
(config)# service timestamps debug datetime localtime msec
(config)# service timestamps log datetime localtime msec
(config)# line con 0 (またはline vty0 4)
(config-line)# exec prompt timestamp
- debugメッセージをログに記録する
(config)# logging console informational
(config)# logging buffered <size> debugging
- IFのLinkDown/UPをログに記録する
(config-if)# logging event { link-status | subif-link-status }
ルーター †
ルーティングプロトコル †
プロトコル | 説明 |
IGP | ISPなどのAS(Autonomous System、自律システム)内部のルーティングプロトコル |
EGP | AS間のルーティングプロトコル |
プロトコル | 最適ルート計算法 | メトリック | 説明 |
RIP | ディスタンスベクター | ホップ数 | バージョン1はクラスフル、バージョン2はクラスレス |
IGRP | ディスタンスベクター | 帯域幅、遅延、負荷、信頼性 | Cisco独自「これって使うことあるのか?」「大丈夫だ、今は使わない」 |
OSPF | リンクステート | コスト | バックボーンエリアとそれ以外のエリアとの2階層で接続 |
EIGRP | ハイブリット | 帯域幅、遅延、負荷、信頼性 | Cisco独自。ディスタンスベクター+リンクステート |
IS-IS | リンクステート | | IS ( ルータ ) と IS ( ルータ ) との間で経路情報を交換するために使用 |
BGP | | | Border Gateway Protocol、自律システム間で利用 |
IPv6をサポートするルーティングプロトコル †
プロトコル | 説明 |
RIPng | RIP Next Generation |
OSPFv3 | |
EIGRP for IPv6 | |
MP-BGP4 | Multiprotocol BGP-4 |
冗長化プロトコル †
プロトコル | 説明 |
HSRP | Cisco独自のプロトコルだがRFC2281でIMFORMATIONALとして定義されている |
VRRP | RFC 3768で標準化されたプロトコルで、基本動作・概念はHSRPと同様 |
GLBP | 1つのグループ(1つの仮想ルータのみ)でロードバランシングを実現できる。Ciscoの独自規格 |
※メモ HSRPは良く使ってるので早めにまとめる!
スイッチ †
プロトコル | 説明 |
STP | IEEE 802.1D。レイヤー2のループを回避するプロトコル |
RSTP | IEEE 802.1w。STPの改良版で互換性もあり一緒に使用できる |
VTP | トランクリンクで接続された複数のスイッチとVLAN情報を同期するCisco独自のプロトコル |
IEEE 802.1Q | VLAN情報が入った4バイトのタグを挿入し、FCSを再計算するタグ付けプロトコル |
ISL | VLAN情報が入った26バイトのヘッダと4バイトのFCSでフレームをカプセル化するプロトコル |
WANカプセル化 †
プロトコル | 説明 |
HDLC | 主に専用回線で使用。Cisco独自。(デフォルト) |
PPP | 主に回線交換での使用や、専用回線で他メーカーとの接続時に使用 |
SLIP | PPPの普及により現在は使われない |
X.25 | パケット交換。エラー訂正あり。回線品質の向上に伴い、現在はあまり使われない |
フレームリレー | パケット交換。エラー訂正なし。広域イーサネット等の普及に伴い、現在はあまり使われない |
ATM | パケット交換 |
アドミニストレーティブディスタンス値 †
show ip routeの出力結果に含まれる。数値の小さい方が信頼性が高い
ルーティング | AD値 | ルーティング | AD値 |
直接接続 | 0 | RIP | 120 |
スタティックルート | 1 | EBGP | 170 |
EIGRP | 90 | IBGP | 200 |
IGRP | 100 | Unknown | 255 |
OSPF | 110 | | |
※EIGRPとIGRPはCisco独自なので他社製品との接続には使えない
外部リンク †
- GNS3 フリーウェアのエミュレータ。別途ルータのIOSが必要。