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ラッシュライフ(伊坂幸太郎)読了。
4人の主人公、4人の視点+αを順番に読ませていくタイプの小説。
4人の物語が並列に進む為、間が空くと直ぐに物語の繋がりを忘れてしまいます。
当然、ばらばらのストーリーは絶妙にそれぞれの主人公に絡み合っていきます。
脇役も繋がっていきます。全然関係ない展開、様々な伏線を鏤めておき、
後半進むにつれ伏線を回収していく感じですね。
小説ならでわの並列トリックっぽいのがあるんですが、
正直いって各々のストーリーが非常に退屈でした。
仕掛けは面白いかもしれないけど、読み進めたいと思える興奮がまるでない。
よって正直言いますと面白くなかったです。残念ながら。
複雑に絡んだ内容の理解を追いつけてないってのもあると思いますが。
私は単純明確で解りやすくて楽しめるストーリーを好むので、
この手の話はどうも面白く感じない傾向があるようです。
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夜明けの街で(東野圭吾)読了。
妻帯者街の夫が主人公の浮気・不倫小説です。ミステリーでも何でも御座いませんが、その中に好奇心のネタを入れてるところが上手い。
不倫相手には15年前に起こった事件の犯人ではないか?
という設定を匂わせつつ、恋仲に発展し、不倫へと帰結する。
罪悪感との葛藤を描きつつ、最後はどうするんだろう。
離婚? 破滅? そして事件の真相は? といった好奇心の餌に食いつくように
先の展開が気になる内容になってます。
実際どんどん読んでしまいました。
アッと驚くような大がかりな仕掛けはないんですが、読んでて引き込まれましたね。
不倫の葛藤とかも良く伝わってきました。
最後は東野圭吾お得意のオチで締め括っているのもニヤリとしますね。
まぁちょっと物足りないまま、終わっちゃったなって感じはしましたけど。
それでも十分楽しめる作品でした。
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天使の耳(東野圭吾)読了。
交通事故に関する事件を扱う短編集です。
信号無視、駐車違反、ポイ捨てなど身近で実際起こしてしまいそうな要素を使い
巧みに物語を構成している。感慨深いものがありました。
タイトルにもなってる「天使の耳」は緻密な時間計算から、
あっと驚く方法で真相を暴き出すのですが、最後の超展開にもやられました。
タイトルになってるだけあり一番完成度も高く面白かったです。
他の短編に関しても完成度が高く非常に楽しめます。
身近な題材だからこそ実感できるというのもありますね。
交通事故の実体など考えられるものがあったり、
ジワジワと読み進めたくなる展開は流石でした。
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夢はトリノをかけめぐる(東野圭吾)読了。
これは小説ではなく著者(東野圭吾)によるオリンピック観戦記、エッセイです。
エッセイは淡々としたつまらないものと思ってましたが意外な程楽しめました。
猫が人間の姿になって主人公であるおっさん(東野圭吾)と
2006年冬に行われたトリノオリンピックの観戦に行き、
冬季オリンピックの熱い想いをぶちまけるといった内容でした。
殆ど記憶から薄れている各種目の結果やマイナーな競技などの観戦は、
読みながらもドキドキするような綴られ方でなかなか楽しめました。
何より冬季オリンピックの拘りなど著者の思い入れや考えなど、
普段と違った視点の読み物で新鮮でした。
文庫本には書き下ろしの短編も入っており、結構感慨深い内容になってました。
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マリアビートル(伊坂幸太郎)読了。
グラスホッパーに続く殺し屋達の狂想曲第二弾と言いますか。
前作のキャラクターが登場するところにニヤリとしたりするので、
グラスホッパーを読んだ後に読むことをお薦めします。
内容としては様々な殺し屋がそれぞれの仕事を、それぞれの思惑でこなす訳だが
舞台が同じ新幹線の中だ。視点を切り替えながら物語は繋がっていく訳だが、
別の登場人物(殺し屋)とのリンク、ザッピングシナリオ構成です。
当然、同じようなやりとりを別の視点で繰り返すような展開も予想されますが、
そんなこと感じさせない書き方が非常に秀逸です。
前作がそれぞれの殺し屋が自然と繋がっていく展開でしたが、
今回は最初から舞台が同じです。つまり最初から大枠のシナリオの中に飛び込める。
更に明確な悪役として登場する人物がいて、読者をやきもきさせます。
その悪役をやっつける展開を期待して読み進める訳ですが、
様々なキャラクターが入り交じりながら、最後には丁寧に伏線を回収していく。
物語の書き方も独自の言い回し、真面目な会話なのにどこかちょっとおかしい。
といった伊坂幸太郎独自のセンスも光る作品でした。
なかなか楽しめたと思います。
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Nのために(湊かなえ)読了
とあるマンションの一室で起きた殺人事件。その結末からストーリーが始まり、
そこに辿り着いた過程を過去に遡り4人の主人公達の視点で綴る内容。
正直言って全然面白くなかったです。ドキドキはらはらするような展開もなく
淡々と退屈な情景描写の繰り返し‥‥
しかも視点が異なるだけで同じ展開を何度も繰り返してるだけという。
これは失敗作です。読まない方がいいでしょう。
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グラスホッパー(伊坂幸太郎)読了。
3人の主人公の視点を次々変えながらや物語は進んできます。
妻への復讐の為、怪しい組織で仕事をこなす学校の教師「鈴木」
ターゲットを自殺させる殺しや「鯨」
ナイフで残忍に人を殺す「蝉」
始まりはバラバラだったが、ある共通のキーワード「押し屋」が彼等を引き合わせることになる。
それぞれの目的を元に出会った時、どのような運命が紡がれるのか。
それがこの小説の大筋の流れでありメインストリーム。
それぞれの主人公達の物語や、出会った時のイベントなど、サクサク進みますが、
熱中して読み耽る程、強烈なインパクトはありませんでした。
スカッとする場面も特になく、それなりに普通に楽しめる殺し屋小説でした。
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贖罪(湊かなえ)読了。
告白、少女に継ぐ、第三弾の小説で、雰囲気は「告白」のノリでした。
ただしインパクトは「告白」より下がり視点を変えた二番煎じという表現も出来る。
面白くない、という訳ではない。どちらかと言えば面白い作品です。
小学生の女の子が一人殺された。
その母親がその場に居合わせた4人の女の子に犯人の顔覚えてないなんて許せない。
覚えてないなら罪を償えこのやろーという一言から4人の女の子の人生が狂う。
1話毎にそれぞれの女の子の視点でストーリーが構成されているんですが、
登場人物同士が会話して成り立つストーリーではなく、淡々と語り口調で進みます。
ここら辺が告白と同じノリです。
1話目は手紙の内容を読むだけ。
2話目はPTA総会でのやりとりを聞き手に伝える‥‥といった感じです。
とにかく動的に話が進むという訳ではなく読者に聞かせるというスタンス。
これはこれで斬新な手法だと思います。告白の時も思いましたが。
そして最後に4人の少女達に償いを強要した母親の独白。
犯人も解り、4人それぞれの展開に対する連鎖がきっちりと填る。
ストーリーのパズルとしては綺麗に組み上がりましたので、まぁそれなりに良かったです。
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バイバイ、ブラックバード(伊坂幸太郎)読了。
5人の女の子と付き合っていた主人公が、やんごとなき事情により、
別れなければいけない事態になった。
そこで一人一人の女の子に別れ話を切り出す。
5人の女の子それぞれに、別れ話をする訳なので5編の短編。
そして最後にやんごとなき事情へ向かうエピローグ的な短編をあわせた全6編です。
基本的な流れが、女の子と出会ったシーンの後、別れ話を切り出しているシーンに跳び、
ちょっとしたイベントを通して終わるパターンの繰り返し。
かなり退屈な展開が進みます。
やんごとなき事情の監視役で登場する連れ添いの傍若無人なキャラクターのやりとりも
なんだかなぁーと思う。つまり引き込まれて読む要素がない。
4話目の最後は、小さな感動を与えてますが、インパクトは相当弱かったです。
ちょっと残念な作品でした。
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オー!ファーザー(伊坂幸太郎)読了。
今までの伊坂作品とは一線を欠く実に変わった作風でした。
物語の主人公は4人の父親を持ち、更に全員が一緒に住んでいる。
まず、この設定からして普通では考えられない。
では、ここからどんなストーリーが展開されるのかと言うと‥‥
淡々とした日常が繰り広げられる訳ですが、その過程で父親達の教訓が生きてきます。
ああ、そう言えばあの時、あんなこと言ってたな。
とか、物語の要所要所で、その言葉で助けられるというか、
主人公のスキル、独創性を構築しています。
普通の学校生活を送りながら、ちょっとした小さい出来事が周り発生し
徐々に積み重なっていきます。 当然、自然に仕込まれた内容なのでその時はちょっとしたエピソードで終わってしまうんですが、最後にそれらのエピソードがパズルのピースみたいにカチカチ填っていくのは素直に凄いと思いました。
内容としてはワクワクするような展開もなく、
日常をメインにちょっとしたドタバタを交えながら進むストーリですが、
最後にある見せ場に辿り着く過程は非常に秀逸でした。
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