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フーガはユーが 2019年4月30日(火)11時40分
分類:小説 [この記事のURL]

フーガはユーが(伊坂幸太郎)読了。
物語はファミレスで一人の男に、特異な生き様を語り出すところから始まる。
特異とは2時間毎に瞬間移動するというもの。
双子の兄妹で、体毎入れ替わるのだから大変だ。

そんな能力を非常にうまく物語に絡めてストーリーを盛り上げていく。
双子の兄弟の生き様を描いたヒューマンドラマだろうか。

過去の出来事を今に繋げる伊坂節も炸裂する。
最初は何を言ってるのか良く解らなかったが、徐々に惹き付けられる。
気が付けば一気に読み終えてしまった。

途中、官能的な描写があるため、それらが苦手な人は注意したいところ。
テキストはさらさら読みやすく、時折入る言葉尻も上手いと思える描写があり楽しめました。



みかづき 2018年4月12日(木)23時25分
分類:小説 [この記事のURL]

みかづき(森 絵都)読了。
昭和時代を駆け巡る教育論をメインテーマに日本の学習塾の変遷に飲まれながら
奮闘する親子三代を経たスケールの大きな話。
塾の在り方、貧困による教育格差を深く切り込んでいく。

塾の経営を巡り家族の対立、確執。
深く考えさせるテーマが鏤められているが、エンターテインメント性は低い。
そうした内容を求める人にとっては退屈だと思う。

文節は硬い表現はそこそこあるものの読みやすい。
ググッと引き込まれるシーンもあるが基本的には退屈なシーンが多い。

千葉県の総武線を舞台にしてるようで、知ってる人はニヤニヤしてしまいます。
深いテーマだと思いましたが娯楽観点では少々退屈でした。



ミステリークロック 2018年3月27日(火)23時28分
分類:小説 [この記事のURL]

ミステリークロック(貴志裕介)読了。
硝子のハンマー、狐火の家、鍵のかかった部屋に続く防犯探偵シリーズ第四弾。
何れも密室をテーマにした殺人事件だが、後半は密室の定義が飛躍的に広がり
新たな世界観を作り出してました。これは凄いと思う。

短編と中編、中長編合わせて4つの話がある。
何れも奇想天外なトリックが鏤められており、理解に苦しむものも。

特に表題にもなってるミステリークロックのトリックは複雑で、
途中途中、挿絵での説明があるのが有り難かった。
良くまぁこんな面倒なトリックを考えつくなというのが正直な感想。
自分でトリックを考え推理したいミステリー好きには良いかもしれないが、
純粋に考えなくエンターテインメントとして読む人にとっては少々複雑過ぎるかも。

一番最初の短編が非常に単純で解りやすかったです。
全体を通して読みやすく気になる要素を追っかけたくなる中毒性もあり。
面白かったです。



ホワイトラビット 2018年2月3日(土)15時57分
分類:小説 [この記事のURL]

ホワイトラビット(伊坂幸太郎)読了。
物語の基本は、とある籠城事件を舞台に犯人や警察で視点を変更しながら進む訳だが、
表に見えるストーリーとは別に裏側に隠されたストーリーを楽しむ内容になっている。

何も知らずに見れば籠城犯が立てこもり早期に事件解決をすることを目的にした内容。
ところが、そこに至るまでの仮定や、全く意味をなさないやりとりに混乱する。

色々な視点で物語を見せつつ、更に上の次元から俯瞰するゲームマスターのような「語り」が入る。
ようはナレーションなのだが、この手法がまた新しい。

色々な登場人物が出てきて、視点が切り替わり、
更には時系列まで行ったり来たりという展開なので、
読み進めれば進めるほど、次々伏線が回収されていく。
そうして1つの物語が完成する訳だが、なかなか新鮮な手法だった。

その分、純粋に物語を楽しむというより、
パズルを組み合わせて物語を自分で整理する必要がある。
その点がちょっと面倒だったけど、それなりに楽しめました。



ヒア・カムズ・ザ・サン 2018年1月24日(水)22時08分
分類:小説 [この記事のURL]

ヒア・カムズ・ザ・サン(有川浩)読了。
雑誌の編集者として働く主人公の古川真也には、人には言えない特殊な力がある。
それは触れたものから過去を読み取る能力。
このような触れ込みが書かれていることから、
サスペンス系のストーリーを期待していたが、実は全くそういう話ではなかった。

たった7行のプロットから派生した2つの物語を収録している。
同僚のカオルが長い時を経て父親と再会する話に発展するが、
その途中過程が2つの話で全く異なる。
そういった観点ではちょっと趣向を変えて楽しむことが出来る。

2つめの話は、演劇集団キャラメルボックスの舞台を着想を得て書かれたもので、
こちらの話の方が面白かったです。
1つめは過去を読み取れる能力が全く意味をなしてなかったが
2つめはそれなり物語の中へ溶け込んでました。

全体的にはパッとしない話でしたが、まぁそれなりという感じでまとまってます。



ガール 2017年12月31日(日)8時42分
分類:小説 [この記事のURL]

ガール(奥田英朗)読了。
30代になった女性の心理的葛藤を巧みに描いた短編集。
表題になってる「ガール」の主人公は32歳の女性。仕事はすこぶる順調。
それでも30代ということに焦りを感じてしまう。
働く30代の女性の気持ちをリアルに書いた作品。

純粋にストーリーを追うというより、
日常の中に垣間見せる女性の心理描写を楽しむ作品と言っても過言では内。
女性達の心理描写もさることながらファッションの描写も細かい。
巻末に書いてある本の解説をした女性の感想でも「完璧」とお墨付き。

短編集ということで色々な話がありますが、特に好きなのは「ヒロくん」
中間管理職に悩まされ理不尽なやりとりに鬱憤が蓄積されるんですが、
最後にスカッと終わる爽快感が良かったです。



ラブコメ今昔 2017年12月30日(土)9時28分
分類:小説 [この記事のURL]

ラブコメ今昔(有川浩)読了。
自衛隊を主人公にした恋愛小説第二弾。因みに第一弾はクジラの彼。
今作品も1話50ページちょっとで完結する短編集となっている。

女性との出会いが殆どないらしい自衛隊を主人公にした恋愛小説は、
普通の恋愛とはまた違ったフォーカスが盛り込まれている。

全部で5編だが、それぞれ違った趣向の内容で飽きさせない展開でした。
自衛隊ならではの葛藤や、心理描写で思わず涙が出てくる話もあります。
読みやすくサクサク読めるのも特徴ですね。

5話全てが面白かったですが「秘め事」が特に好きかも。
今時本当にこんな展開あるのか? と思うほど熱血お父さんが登場しますが、
胸が熱くなる展開が良かったです。



マスカレード・ナイト 2017年12月25日(月)20時25分
分類:小説 [この記事のURL]

マスカレード・ナイト(東野圭吾)読了。
一流のホテル、コルテシア東京を舞台にしたマスカレードシリーズ第三弾。
お客さんからの要望を聞き入れ、希望に添う形で対応する接客のプロフェッショナル。
それがコンシェルジュという役割。

主人公はそんなコンシェルジュの女性と、ホテルマンに扮装する刑事。
若い女性が殺害された事件の犯人がコルテシア東京に現れるという密告があった。
その目的は果たして何なのか、また殺人事件との関係は?

事件を追う場面と、コンシェルジュの仕事に焦点を当てた2重のストーリー構成。
コンシェルジュ側のストーリーは、お客さまからの無理難題とも言える要望を突き付けられる訳だが、どうやってそれを解決するのか。
そこが気になり読み進める手が止まりませんでした。

事件は事件で目的が全く解らず、謎が深まるばかり。
コンシェルジュと、刑事の視点を変えることで展開に起伏を持たせてるのは良かった。
最後のオチも意外と言えば意外でしたが、思ったより盛り上がらなかった印象はある。

色々な要素を複雑に絡めて最後は一気にまとめた感じで、じわじわとくる展開はなかった。
それでも十分楽しめました。



椿山課長の七日間 2017年12月17日(日)12時12分
分類:小説 [この記事のURL]

椿山課長の七日間(浅田次郎)読了。
デパートで働く46歳の中年男が突然ぽっくりと死んでしまう。
余りにも突然の死は、受け入れることが出来ず人生のやり直しを強行する。
7日という期限付きで人生をやり直すことになった中年男のやり残したこととは?

まず、設定が面白い。死後の世界でのユーモラスなやりとりから
転生してからの人情味溢れる優しい気持ちになれるストーリー展開。
主人公の中年男の他に同じように人生やり直し希望の人物が2人。

合計3人のやり直しドラマが視点を変えながら描かれている。
やり直しの中でもストーリーがお互い交差する展開になっています。
読みやすくサクサク進めました。

3人の視点で色々進むのが却ってストーリー分散されて煩雑化してた印象はあり。
後半はやや退屈な展開になりつつも綺麗にまとまったヒューマンドラマという感じでした。



AXアックス 2017年12月11日(月)23時49分
分類:小説 [この記事のURL]

AX アックス(伊坂幸太郎)読了。
グラスホッパー、マリアビートルに続く殺し屋シリーズ第三弾。
今回の主人公は凄腕の殺し屋なのに家では妻に頭の上がらない恐妻家。
常に妻の機嫌を伺いご機嫌を取る行動が何とも面白可笑しい。
言葉遊びのようなやりとりも楽しい。

少しですが今までのシリーズで登場した人物の名前ががちらほら出てくるところにニヤリとしました。
内容は短編連作で、1話完結の中でも1つのストーリーとして繋がっていくタイプ。

話のテンポも良く心地よい会話に引き込まれました。
エンターテイメント要素と人間味溢れる殺し屋の生き様を綴ったストーリーは
なかなか楽しめました。


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