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検索分類「小説」 HIT数:240件

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沈黙の町で 2017年8月17日(木)21時00分
分類:小説 [この記事のURL]

沈黙の町で(奥田英朗)読了。
中学校の2年生が頭をかち割って死んでいるのを教師が発見した。
事故か、自殺か、殺人か。
不可解な状況に疑惑が渦巻く中、その生徒は日頃からイジメにあっていたことが発覚。
俄然、自殺か、殺人の可能性が浮上。

そこに普段から虐めの中心にいたとされる4人の生活は一変してしまう。
頑なに真相を話そうとしない中学生。

様々な登場人物の視点を切り替え、更には現在過去を行き来しながら物語は
じわりじわりと真相に近付いていく。
ただこの進行が極めてゆっくりで新鮮味は薄れてしまう。

とは言え真相が気になってダラダラ読み進めてしまう。
そんな不思議な魅力が詰まった作品だ。

最後の最後に一応の真相は語られるが、
余りにも呆気なく終わってしまったのにはガッカリした。

で、その後、結局どうなったのか。
後日談的なストーリーは欲しかったなーと思いました。



海の見える理髪店 2017年7月23日(日)9時50分
分類:小説 [この記事のURL]

海の見える理髪店(荻原 浩)読了。
心がしんみりするセンチメンタル短編集。
1話35前後と短いため、ストーリー性はない。
淡々と読み聞かせさせられている感じの内容でした。

> 海の見える理髪店
人気のない場所に佇む人気の理髪店に一人の若者がやってきた。
理髪店の店主と客との間で淡々と語られる人生の雑談。
最後に解る若者がやってきた理由にほろっと切なさが滲み出る。

> いつか来た道
もう二度と会わないと誓って家を飛び出した娘。
16年後、弟から母親に会って欲しいとの連絡が入る。
16年振りに再会した母親と娘の会話を描く。

他、4作品。
どれも同じ雰囲気の作品であり何気ない日常を懐かしむように語る感じです。
最初は新鮮味がありましたがストーリーはないので基本的に退屈でした。
文章は読みやすいのでエッセイを読む感じで読む小説かなと思いました。



最後の医者は桜を見上げて君を想う 2017年7月2日(日)22時26分
分類:小説 [この記事のURL]

最後の医者は桜を見上げて君を想う(二宮敦人)読了。
閉ざされた生きる道。どんなに最善を尽くしても免れない「死」が迫る。
今まで健康だったのに、ある日、突然の死刑宣告。白血病・・・。
生きる道を信じて疑わない医師と、残された少ない時間を大切に過ごす道を提案する二人の医師。

患者目線で描かれるリアルな闘病の描写。
こんなにも辛く苦しいのか。もし自分が、この物語の人物と同じに病気になったら
果たして正気を保つことが出来るだろうか。
この小説は死への恐怖と不安が植え付けられる。

全部で3つの人物の闘病が描かれており、何れも100〜150ページ程度の中編だ。
これは死をテーマに人生の選択を迫られる闘病小説である。

ストーリー性などはあまりないが内容も読みやすかったので、それなりに楽しめました。



雪煙チェイス 2017年5月28日(日)11時38分
分類:小説 [この記事のURL]

雪煙チェイス(東野圭吾)読了。
都内で起きた殺人事件の容疑者として、一人の大学生 竜実が捜査線上に浮かび上がる。
このまま何もしなければ竜実は無実の罪として殺人犯となってしまう。
そこで取った行動とは、唯一無実を証明できるアリバイ証人を自分の力で見つけ出すこと。

前日にスキー場で出会った美人スノーボーダーを探す為の逃走劇が始まる。
果たしてアリバイ証人となる美人スノーボーダーを見つけ出し無実を勝ち取ることが出来るのか?

内容としては探偵役として犯人を追いかけるものではなく
容疑者として逃走してる側を主人公にしている点で推理小説ではない。
追ってから逃げながら、人捜しをする内容がメインで、犯人捜しはないに等しいです。
一応、ちゃんと事件は完結してます。

濃厚なストーリーを楽しみたい人には物足りないでしょうが、
読みやすい内容でスラスラ物語が入っていくのが良いです。

見当違いのことを命令する堅物な上司の言動にやきもきしながら
最後にスカッと逆転劇を見せる展開ではありますが、そうした演出は物足りなかったですね。

お手軽に読める内容としては楽しめました。



キケン 2017年5月1日(月)21時56分
分類:小説 [この記事のURL]

キケン(有川浩)読了。
成南電気工科大学機械制御研究部・・・略称、機研(キケン)
カタカナで表記し危険と誤認させるタイトルには勿論意味がある。
物語は、機研という部活動を通じて語られる青春ドタバタ劇といったところか。

彼らの巻き起こすドタバタ劇は常識を逸脱しており、
周りからは畏怖と慄きをもって、キケン=危険、と呼び恐れられていた。
これは、その伝説的黄金時代を描いた物語である。(ほぼ紹介文より)

内容は短編連作。1話読み切りで、時間軸が進んでいきます。
すいすい読めてハチャメチャ振りな展開も単純ながら楽しめます。
そして最後はほっこり心が温まる。そんな終わり方でした。

1話ごとに漫画があるのが変わってました。
内容も面白かったのでお薦めできますね。



向日理髪店 2017年4月15日(土)9時50分
分類:小説 [この記事のURL]

向日理髪店(奥田英朗)読了。
高齢化が進む過疎の田舎町を舞台にした短編連作小説。
理髪店を営む夫婦の元に都会に就職した息子が家業を継ぐと帰ってきた。
息子の将来性を考え複雑な心境になる。

そんな1編から始まり、祭りの季節や、小さなスナックが出来た時の話など全6編で構成。
それぞれ日常で起こるちょっとした出来事を描いている。

過疎化の話は現実的な話でもあり、ある程度のリアリティはあるものの
エンターテインメント性のない単調なストーリーは正直面白みがありません。
引き込まれる要素もなく飽きます。

微妙な小説でした。



明日、アリゼの浜辺で 2017年3月26日(日)12時09分
分類:小説 [この記事のURL]

明日、アリゼの浜辺で(秦建日子)読了。
主人公が章毎に異なる短編連作。
連作の通り、それらの人びとニューカレドニアをキーワードに
思い掛けない出会いを紡いでいく。

ストーリーは平凡な日常生活を起こる淡々としたものだが、
何故かスイスイ読めてしまう不思議な感覚。
バラバラに散らばったピースが、所々くっついていく演出がじわじわとくる。

ご都合主義と言えなくもない偶然だが、1つのエンタテインメントとして見れば
全然ありだと思う。寧ろ面白くなるなら、それで良い。

それぞれの登場人物の人生を垣間見るライフスタイル小説といったところでしょうか。



らん 2017年3月24日(金)14時02分
分類:小説 [この記事のURL]

らん(秦建日子)読了。
時代劇の舞台を観てるようなノンストップ活劇といった所でしょうか。
実際、2011年に舞台で公開されており、小説の内容も舞台向けです。

貧しい村に住む二人の男女は恋仲だが、娘は村長の息子と許嫁で結ばれない運命。
そんな中、忌み嫌われている赤谷に済む女「らん」と再会することで三角関係へ発展。

村を守る為の戦い。
愛する人を救う為の戦い。
裏切り・・・葛藤。
そして迎える切ない結末。

これらの要素を短い中に詰め込んでサクッと読めるようにした。
実際、1時間程度で読み終える短い作品です。
最初は取っつきにくいですが、直ぐに馴れて面白く読めました。



KUHANA! 2017年3月20日(月)11時34分
分類:小説 [この記事のURL]

KUHANA!(秦建日子)読了。
三重県桑名市を舞台にした青春(?)小説。
地方には仕事が少なく生計立てるのが困難。
そんな苦悩を題材にした情景描写もありますが、主題はジャズ部の話。

新しく赴任してきた先生の特技がジャズだった。
小学生の娘は何でもいいから部活をやりたかった。
そこで新しく赴任してきた先生にジャズ部を作りたいと言う。

そうして動き出したジャズ部だが、物語に占める割合は5割程度。
スポ根のようにジャズ部の中で巻き起こるいざこざや苦難を乗り越えるエピソードなど
殆どなく様々な物語の中に溶け込むように組み込まれているといった印象でした。

なのでジャズ部を中心に物語を堪能したいという人にとっては期待外れ。
音楽に関する濃い知識も出てくる訳ではない。
ジャズは物語を構成する要素の1つとして組み込まれているに過ぎません。

文章は読みやすくサクサク目で追えますが、ワクワクドキドキ感は希薄。
全体のストーリーとしては200ページ以下なのでサクッと読み終えます。
まぁ結論から言うと普通でした。



ちょっと今から仕事やめてくる 2017年3月19日(日)10時04分
分類:小説 [この記事のURL]

ちょっと今から仕事やめてくる(北川恵海)読了。
社会人は思わずニヤリとしてしまう人生観漂う小説で非常に面白かった。
ブラック企業でこき使われ毎日が辛い。衰弱していくなか「ヤマモト」と名乗る男と出会う。
そこから人生が好転する訳だが「ヤマモト」が一体何者なのか謎を引っ張ることで
読者の知的好奇心を擽る展開が上手い。

フィクションとは言えブラック企業というキーワードは既に定着しており、
情景描写の説得力がなかなかリアルで共感得ます。
実際にそうした職場になったことはありませんが、
ありそうな展開に本当に共感します。

やきもきする展開から最後は全ての謎が解けると同時に
スカッとする展開で爽快に終わる。
テンポが良く最後まで一気に読めました。

社会人の人には是非読んで欲しい一冊ですね。


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nik5.144