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17年09月の雑記
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宿命(東野圭吾)読了。
長編推理小説ではあるが、単純な殺人犯を見つけて逮捕するといった内容ではない。
前半に多数の伏線を鏤めて物語が進むにつれて徐々にピースが埋まっていく。
まるで見えない糸に操られているような奇妙な巡り合わせ。
過去に起こった未解決事件と、今回の事件を結ぶのは一体何か。
学生時代のエピソードも随所に盛り込まれ話の幅がかなり広くなっている。
本当に様々な伏線があり、登場人物も多く、前半は物語の中に入り込むのに苦労する。
最後は伏線を回収してしっかり終わる。
ミステリー好きなら突っ込み所が多々あるかもしれないが、十分楽しめた。
大胆なトリックを使った推理小説ではなく、不可思議な人生と、
過去に置いてきた謎に挑む多方向性推理小説といった感じだろうか。
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素敵な日本人(東野圭吾)読了。
日常に起こるちょっとした出来事をテーマにした1話30ページ程度の短編集。
それは誰もが経験しそうで、共感も得やすい出来事ばかりだ。
そんな日常ではあるが、必ずオチが仕込まれている。
このオチが非常に秀逸。肝と言っても過言ではない。
それは何故か。
ありふれた日常の中に突如舞い込む違和感。
その正体が気になる。つまりオチが気になる。
そうなるともう先の展開が気になって仕方なくなる。
つまり一気に読み進めてしまう程に中毒性が高い。
作品は、ユーモア、感動、どんでん返しミステリーに分けられる。
どの作品もハズレなしの傑作でした。
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この嘘がばれないうちに(川口俊和)読了。
過去に戻れる喫茶店に今日も悩みを抱えた人がやってくる。
真実を伝えられない苦しみに葛藤し過去へと戻る人達のドラマを描いた作品。
過去に戻れると言っても、面倒な5つのルールが存在する。
過去に戻っても現実を変えることは出来ない。
現実を変えたいから過去に行きたいと思うのが大半だろう。
過去にいられる時間は、コーヒーが冷めるまでの時間。
それを承知で過去に戻る人達は一体何が目的なのだろうか。
自分の罪悪感を晴らしたい自己満足なのか。
物語は4つの短編からなるが、ある程度繋がりがある。
1つ1つの話は悲しい方向性なんでしょうが泣けない。
人によっては泣けるかもしれないが私は全く涙腺は緩まなかった。
宣伝文句を信じ泣ける話を求める人は読まない方が無難だろう。
話は非常に読みやすい。適度な改行が多いのでサクッと読み終える。
最初は変わって新鮮味がありましたが2話目以降は同じことの繰り返しで飽きる。
アッと驚く仕掛けとかもないので、退屈ではありました。
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明日の子供たち(有川浩)読了。
児童養護施設をテーマにしたヒューマンドラマ小説。
一般的に馴染みが薄い児童養護施設の現状をリアルに描いたもだが、
悲惨な現状を嘆き悲しむといった内容ではない。
実状をありのまま自然な形で表現して読者に広く理解してもらう内容だ。
物語の中で、施設の大人と子供が様々な問題に直面する。
その問題に対して、解決策を導き、正解を模索する。
ヒューマンドラマを盛り込んだ作品で、後半は感動して涙腺が潤む話が盛り込まれている。
かなしいではなく、心が打たれて感動するパターン。
全体的には淡々とありふれた日常を語っていて退屈だが、
見せ場のシーンの引き込みかたは秀逸で中毒性が高い。
最後の展開も粋な感じがして良かったです。
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アマツツミ(Windows)クリア。
人を意のままに操ることが出来る「言霊」使いの一族。
その末裔が主人公の物語。
好奇心旺盛な主人公は、隠れ里を飛び出しとなる田舎町で行き倒れとなる。
そんな主人公を助けたのがヒロインとなる女の子。
しかも1つ屋根の下で暮らすことになる。「言霊」を使い兄妹として。
そんな中、「言霊」の利かない女の子が現れる。
彼女には何故言霊が利かないのか。そんな謎は後回しにされながら、
色々なヒロインと心を通わせ結ばれるストーリー展開。
ヒロインは全部で4人。選択肢はないに等しく1本道。
最後に、そのヒロインと結ばれるか選択するというタイプ。
断れば更に物語が進んでいくという流れ。
それぞれのヒロインにはそれなりの設定がありますが、
ググッと惹き付けられる要素は弱くダラダラ感の方が強い。
直球で言うとテキスト読んでて退屈なので飽きる。
最後の方に盛り上がる要素を入れてるが、今一パッとせず
感動要素も含んでるけど涙腺は全く緩まない程でした。
音楽も普通で感動的な演出にはなってませんでしたね。
最後のヒロインで「言霊」が利かない謎が解明されます。
その話はそれまでのヒロインの話と違い面白かったです。
恋愛要素があるゲームですがヒロインとイチャイチャしてるのが凄く退屈でした。
クリア時間は一人につき4時間前後で、4キャラなので20時間あればクリアできます。
適度な長さなのが良かったですね。
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