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17年08月の雑記
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フリーター家を買う(有川 浩)読了。
就職活動に失敗し親の甘えた暮らしを続ける愚鈍な息子。
フリーターでその日を繋いで、ある程度の生活費が貯まれば直ぐにやめる。
そんなクズ人間が母親の病をキッカケに一大奮起。
母親の笑顔を取り戻すべくバイトに精を出し、家族の絆を取り戻そうと奮起する。
これは家族の再生をかけたヒューマンドラマである。
人生の底辺から這い上がっていくサクセスストーリーです。
物語は分かりやすく、読みやすい。
中毒性は普通だがサクサク読めるのが良いです。
涙腺が潤むような感動的な要素はないが、全体的なストーリー構成がしっかりしており
分かりやすい内容で面白かったです。
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沈黙の町で(奥田英朗)読了。
中学校の2年生が頭をかち割って死んでいるのを教師が発見した。
事故か、自殺か、殺人か。
不可解な状況に疑惑が渦巻く中、その生徒は日頃からイジメにあっていたことが発覚。
俄然、自殺か、殺人の可能性が浮上。
そこに普段から虐めの中心にいたとされる4人の生活は一変してしまう。
頑なに真相を話そうとしない中学生。
様々な登場人物の視点を切り替え、更には現在過去を行き来しながら物語は
じわりじわりと真相に近付いていく。
ただこの進行が極めてゆっくりで新鮮味は薄れてしまう。
とは言え真相が気になってダラダラ読み進めてしまう。
そんな不思議な魅力が詰まった作品だ。
最後の最後に一応の真相は語られるが、
余りにも呆気なく終わってしまったのにはガッカリした。
で、その後、結局どうなったのか。
後日談的なストーリーは欲しかったなーと思いました。
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サウスバウンド(奥田英朗)読了。
元過激はの父を持つ小学6年生の息子視点で描かれるヒューマンドラマ仕立ての小説。
毎日家でゴロゴロして、一般常識に真っ向から立ち向かう父の姿に息子は葛藤する。
税金なんて納める必要は無い。学校も行かなくて良い。
そんな父の元で普通ではない生活は徐々にエスカレートしていく。
父親に翻弄される家族の人生を描いた小説です。
東京編と沖縄編の2部構成となっています。
父の性格は変わらないものの東京と沖縄で描かれる姿の違いには驚きます。
あのぐーたらな父が不思議と格好良く見える。
話全体としてはダラダラとありきたりな展開で結構ダレます。
東京編と沖縄編でガラッと世界観が変わります。
そこで新鮮味を引き出そうとしてますが、やっぱりダラダラした展開は続きます。
コミュニケーションの大切さは実感できます。
笑いや涙といった演出はありません。
ワクワクするような冒険活劇というものでもない。
人によっては退屈な小説かもしれません。
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