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16年09月の雑記
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銀行狐(池井戸潤)読了。
全部で5編の短編集で「銀行狐」はその中に1つ。
40ページ程度で終わるものと、80ページ程度の話で構成され、
銀行狐はタイトルを冠するだけあり80ページ程の内容になっている。
結論から言うと、今一パッとしない。
最初と最後の話は池井戸節(銀行ネタ)を強引にねじ込ませた刑事モノです。
他3編は普通に銀行内での出来事を読ませる内容になっている。
当然、後者の話の方が断然面白い。
銀行狐は、銀行(?)に恨みを持つ謎の犯人を突き止めるといった内容で、
徐々に真相に近付いていく感じがなかなか良かったです。
あとは、現金紛失事件の話も、面白かったですね。
これ同作者の別作品の冠で作られた某ドラマで使われた原案じゃね?
って思いましたが。
面白いと言っても5編の中でまぁそれなりという訳で、
総評としては盛り上がりにかける微妙な内容の作品といったところです。
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羆嵐(吉村昭)読了。
大正4年12月に実際に発生した日本獣害史上最大の惨事を描いたドキュメンタリー長編。
北海道手塩山麓の開拓村を、ある日突然、一頭のヒグマが襲った。
2日で男女6人が無残に殺され為す術もなく、人はヒグマの餌に過ぎないと痛感させられる。
そんなヒグマに挑む村人、猟師の物語。
ドキュメンタリー小説ということもあり、基本的に文章での説明が淡々と進む。
会話によるコミュニケーションで物語りを作る手法とは異なってます。
なので、ちょっと読み飽きる傾向はあります。
後半、ヒグマと戦うべき老獪の猟師が登場したあたりから、
ちょっと面白くなってきますが、スカッとした展開にはならず淡々としてるのには変化なし。
ヒグマの被害による凄惨な情景描写は若干ゾゾゾってします。
何しろ実際に起きたノンフィクションというのだから。
ストーリー小説好きには辛いですが、ドキュメンタリーとして読むとそんなもんかな。
って思える小説でした。
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映画 君の名は。を観てきました。
「この夏、日本中が恋をする」のキャッチコピーとなっており、
確かにラブストーリーな感じはありますが、決してそれに頼った話ではない。
寧ろ恋愛要素は少ないです。気付いたら恋してた、みたいなごく自然な魅せ方です。
そこがこの作品の凄いところというか恋愛要素じゃないところに
主軸をしっかりおいてストーリーが作られているというか。
まぁ結論から言うと「面白かった」と言わざるを得ないですね。
観終わった後に余韻が残るアニメ映画としては「サマーウォーズ」以来な気がします。
音楽(ヴォーカル挿入タイミングが良かったけど)今一なのが残念ですね。
日常ダラダラ展開も若干ありますが、直ぐに起伏に富んだイベントが用意され
観てる人を飽きさせないストーリー展開になってます。
主人公とヒロインの身に起きてることを把握した瞬間の導入部分〜
ジェットコースター演出辺りは凄く好きです。
次にプロローグの繋がりが解った辺りから、衝撃の事実が分かり、
シリアス展開に発展。そこからの展開は本当に面白かったです。
そしてエピローグも期待通りというか、ちゃんと後味すっきりで終わる。
それでもまだ続きが観たくなり、余韻が残りますね。
ストーリーとタイトルが本当にマッチした素晴らしい作品でした。
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ホーンテッド・キャンパス なくせない鍵(櫛木理宇)読了。
シリーズ7作品目。季節は2年生、年の瀬〜バレンタイン時期まで。
バレンタイン時期が重なると言うことで、恋愛要素が随所に鏤められています。
今回は失望から始まる切ない恋というか、どーせ主人公の勝手な思い違いだろという
誰もが思いつくパターンを最後まで引っ張る要素でした。
それは兎も角として肝心の話ですが、全部で4編。
今回は全ての話が一定水準で面白かったです。
軽いタッチなので読み易いってのもありますね。
非現実的な話ではありますが、それなりのリアリティがあって入りやすいです。
ノンフィクションを武器に徹底的な非現実的なオカルトというのが好きな人には
ものたりないでしょうが、日常に溶け込むちょっとしたオカルト好きには良いかと。
一番面白かったのは、最初の「嗤うモナリザ」です。
不可解な現象に興味を覚え、答えが知りたくて引き込まれていきます。
そして全編通じて「鍵」に関連する軽微なイベントが発生するんですが、
エピローグ読んで、上手いなって思いました。
タイトルの「なくせない鍵」は凄くマッチしてました。
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陸王(池井戸潤)読了。
風が吹けば消し飛ぶような零細企業の奮闘を描く池井戸節前回の作品です。
下町ロケットと同じような面白さがあります。
山あり谷ありで、ところどころに鬼門が待ち構えて、
憎たらしいライバル企業も登場します。
見下され読者のフラストレーションを煽ってから
一撃食らしてスカッと溜飲が下がる展開は大好きです。
そこに辿り着くまでが若干長めですが、所々に鏤められたイベントがグッときます。
陸王に対する想いが、文章の端々に出てきます。
その表現が非常に上手く胸が熱くなり、涙腺が潤みます。
ちょっと都合良すぎる展開もありますが、
ストーリー性があってグイグイ引き込まれていくのが凄い。
残念だったのは、スカッとする展開がもう少し欲しかった。
これからいよいよ逆襲が始まるぞって期待持たせた以降、
あっと言う間に終わってしまった。
ここはもっと尺を長く採って溜飲を下げたかったなと思いました。
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我が家のヒミツ(奥田英朗)読了。
夫婦間の微妙な関係を描いた笑って泣いて、人生が愛おしくなる家族小説第3弾。
短編の話が6つ。そのうち2つは非常に胸が熱くなりました。
妻を気遣う夫の行動がまた良い。
もう1つは父の立場をリアルに描き、最後にはそんな父を気遣う娘の行動。
非常に良い。言葉で説明してもサッパリ解らないと思うので是非読んで欲しい。
その他の話は今一パッとしなかった。
中には全然面白くない話もありました。その落差が激しい。
以下2編だけでも読む価値はあるでしょう。
・虫歯とピアニスト
・アンナの十二月
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犯人のいない殺人の夜(東野圭吾)読了。
短編推理小説。全部で7作品収録されています。
お気に入りは「小さな故意の物語」です。意外な結末になるのが良かった。
他には「踊り子」ですかね。甘酸っぱくてドキドキしますが、
現実は厳しいことを実感できました。
「さよなら、コーチ」は他の文庫にも収録されていたような気がします。
どこかで読んだ記憶がある。このトリックは印象に残っているもので。
他の作品は今一でした。
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ホーンテッド・キャンパス この子のななつのお祝いに |
2016年9月19日(月)14時24分
分類:未設定
[この記事のURL]
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ホーンテッド・キャンパス この子のななつのお祝いに(櫛木 理宇)読了。
ちょっとしたオカルトと、甘酸っぱい恋愛要素をミックスした小説シリーズ8弾。
今回はシリーズ初の長編でした。
オカルト研究会の姉御的存在、藍の卒業旅行にオカルトメンバー全員で出かける。
トラブルにより立ち寄った村で織り成す騒動に巻き込まれるパターンです。
長編ということもあり登場人物が非常に多く、解り辛かったです。
日を開けて読むともうダメですね、似たような登場人物も沢山いて覚えきれない。
長編が逆に短所になってしまったちょっと残念な作品でした。
内容も何だかパッとしない、村の伝承に準えた展開。
不可思議な現象に惹かれて、引き込まれるという要素も皆無。
登場人物の因果関係をしっかり頭に焼き付けないで流し読みするような
私のような人には合わない内容でした。
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ホーンテッド・キャンパス 春でおぼろで桜月(櫛木 理宇)読了。
恋愛オカルトミステリー第9弾。季節は2年生の春休み。
全部で4編の短編です。今までの傾向を踏襲したある意味安定した話。
今回は久々に新キャラが登場。オカルト研究会に新たなメンバーが現れます。
果たして彼はレギュラーの座を勝ち取ることが出来るのか?
という話ではなく、普通にオカルト話から自然に入ってくる感じですね。
それぞれの内容はライトな感じのオカルト要素。
マンネリ化してると言えば、そうだが、悪くはなかったです。
あまり印象が残る話はなかったかなというのが正直な感想でした。
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クックコープカフェ(新宿マルイ本館5F)に行ってきました。09/17(土)に。
オシャレなカフェで、お客さんは殆ど女性か、カップルです。
男性一人で行くのは難易度が高いです。
土曜日の18:30頃に行きましたが、比較的空いてて5分くらい待って入れました。
私は、フレンチトースト(ハーフサイズ)を注文。
あまーい感じで凄く美味しかったです。
御飯モノも色々あるのでランチに利用するのもありですね。
ディナーでもそれ程高くなく、気軽に行けるお店だと思いました。
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