.................................................
|
日 |
月 |
火 |
水 |
木 |
金 |
土 |
31 |
1 |
2 |
3 |
4 |
5 |
6 |
7 |
8 |
9 |
10 |
11 |
12 |
13 |
14 |
15 |
16 |
17 |
18 |
19 |
20 |
21 |
22 |
23 |
24 |
25 |
26 |
27 |
28 |
29 |
|
.............................
何となくリンク
.............................
|
|
16年02月の雑記
|
ブルーアウト(鈴木光司)読了。
125年前に起こったトルコの軍艦「エルトゥールル号」が遭難した史実を元に
描かれたフィクション小説です。
和歌山県串本町の紀伊大島沖で、台風の直撃を受け、岩礁に激突し沈没。
地獄絵図と化した沖合で助けを求めるトルコ人に献身的な救助活動を行う日本人。
そこに辿り着くまでのエピソードと、ダイビングのインストラクターである主人公の物語が交互に進む展開。
話の内容は全く変わりますが、125年前の沈没事故と深い関わりがあります。
どちらのエピソードも命の危険、絶体絶命のピンチがあり、その情景描写がリアルです。
九死に一生という言葉の通り、死の恐怖がヒシヒシと伝わるシーンが盛り込まれて、
そうしたシーンはドキドキしますが、全体的な物語の酌として見ると、
綺麗にまとまってはいますが、ストーリー性は薄いなと思いました。
エンタテインメントとして楽しむにはパッとしませんが、
ハラハラした展開が好きならそれなりに楽しめるかと思います。
|
|
|
人魚の眠る家(東野圭吾)
臓器移植とも密接に関わる脳死をメインテーマに描いた作品。
色々考えさせられるテーマであるが、東野圭吾テイストの解りやすい文章で、
スラスラ読み進められる。
脳死を受け入れられず様々な試みを試しながら、
他人からは狂ったように見えるその行為も全て母親の愛情が成せるものだ。
特に盛り上がるといったシーンはなく淡々と進むのですが、
物語クライマックスで起こる転機(母親の行動)には少々驚かされた。
プロローグの後、本編に繋がって行く訳ですが、
どこで繋がっていくんだろうと思って、読み進めていきたくなる節はありました。
途中で、あ、ここで繋がるんだとなる訳ですが、最終的にどう決着するんだろう?
と好奇心を最後まで持たせるストーリー展開でした。
最終的にエピローグとプロローグが見事に繋がる訳で、
爽やかな終わり方は上手いなと思いました。
|
|
|
杉下右京の密室(碇 卯人)読了。
相棒の書き下ろしオリジナル小説第三弾です。
ドラマと同様に右京の抜群の推理力が冴える事件が2つ用意されており、
どちらも140ページ程度の中編内容で密室を焦点に当てた内容になってます。
「大富豪の挑戦状」
連絡手段の途絶えた孤島で起こる殺人事件。
いわゆるクローズドサークルという意味での密室。
推理ゲームを挑まれた右京だったが、それが殺人事件となってしまう。
「壁」
完膚なきまでの密室殺人です。
この手のパターンは必ずトリックがあり、どんなトリックで密室を作り上げたのか。
ここが焦点になって謎を解いていく訳で、
右京が次々に密室トリックの手段を思い浮かぶが、何れもすっきりしない。
こっちを立てると、あっちが立たないという矛盾の罠に苦しめられる。
この点が引き込まれました。
結末は本を読んでのお楽しみとなりますが、
まぁなるほど、そういう見せ方もあるんだなっていうか、
読み手の先入観を逆手に取ったというか。
いずれにしても2作品とも結構楽しめました。
|
|
|
オーディンスフィア レイヴスラシル(PS4)クリアした。
Amazonの評価がやたらと高かったので購入してみた。
元々はPS2で出てた作品のリメイクです。プレイ時間は35時間程度。
総合評価は70点くらいですかね。
ストーリーは北欧神話をベースに5人の主人公視点で世界終焉に向かうストーリー。
主人公のプレイ順番は固定で、クリアする度に次の主人公にバタンタッチする。
レベルもお金もアイテムも一からやり直しで、同じ世界を繰り返し探索する。
マップ構成は変わっているものの音楽も敵の種類も同じでダレるのは間違いない。
ただしアクションが気持ちいいくらいサクサク進む。(※ NORMALでプレイ)
攻撃ボタンとスキル技を出しまくってれば、ゴリ押しで全部クリアできる。
アクションとは名ばかりで、敵を薙ぎ倒す無双ゲーと言った方がいい。
レベルは敵を倒して上げるのではなく、食べ物で上げるのが基本。
敵を倒しても殆ど経験値入らないので。
レベルの他にスキルのレベルを上げることで成長できる。
その為にはフォゾンを溜めなければいけない。これは敵を倒すことで取得できる。
ストーリーは正直なんか良く解らなかったけど、世界観は良く作られていました。
イベントの会話シーンは台詞のスキップができず、ただ見てるしかないのが面倒だった。
ゲーム内で他のキャラとの会話は、台詞途中でボタンおせば次の台詞に進められる。
また×ボタンでキャンセルすれば台詞の途中で話を切り上げることも出来るのに。
テクニカルなアクションを求めず、
敵をバッタバッタと薙ぎ倒して爽快感を味わいたい人にはお薦めのゲームです。
|
|
|
かばん屋の相続(池井戸潤)読了。
銀行員が主人公の6編から短編小説です。
連作ではなく完全な別作品としての短編小説なので、1話読み切りです。
大体45ページ程度で終わるので、非常に軽い話が多いです。
大筋として、銀行員と中小企業との駆け引きが多いですが、
全く別の要素を絡めた話もあったりします。
短いながらも最後にスカッとさせる池井戸節は健在ですが、非常に軽いですね。
作品の中にはバッドエンド的な結末もあり、消化不足の話もありました。
全編通して軽い話が多いので、じっくり深い話を堪能したい。
という人にはお勧めできないです。
気軽に銀行員の仕事っぷりを垣間見たいという人にはお勧めかも。
この作品の中に1つに「花咲舞が黙ってない」のドラマ原作と全く同じ話がありました。
まさか、この小説の中から引っ張ってくるとは・・・
|
|
|