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2014年08月16日の雑記
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虚ろな十字架(東野圭吾)読了。
過去に子供を失った夫婦に、新たな悲劇が襲う。
殺人を犯した犯人に課せられた罪に対する刑罰の軽さに異を唱える。
殺人犯を死刑にすれば、必ず解決することが、たった1つある。
それは、二度と同じ人間によって命を奪われなくて済むことだ。
物語序盤は、そうした刑罰の軽さに異を唱える作品の雰囲気でした。
発生した殺人事件は、物語を彩る道具に過ぎないのだと。
だが、物語はそんな単純なことで終わらない。
様々な登場人物の視点が加わることで、徐々に伏線が張られ、
それはいつしか隠された真実を暴く結果となる。
中盤までは極めて普通の展開が続きましたが、
伏線が解けだした後半はなかなか引き込まれました。
クライマックスで使われる「虚ろな十字架」の表現。
重い罪を背負ってきた人もいることを主張するあの台詞は涙腺が緩みました。
文章は流石は東野圭吾と言わんばかりに読みやすくさくさく進みます。
ちょっとした驚きはありますが、中毒性は低いです。
が、安心して楽しめる作品でした。
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