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アクセス(誉田哲也)読了。
本の後ろに書いてある、あらすじを一目見て、お、これはちょっと面白そう。
と思って初めて誉田哲也の本を手に取ってみました。
そのあらすじが以下。
親友の死から立ち直るまもなく、可奈子の携帯が着信した。
電源を切っても聞こえる押し殺した笑い声――「おまえが殺した」。
毎日はフツーだった。そう、「2mb.net」を知るまでは。
誰かを勧誘すればネットも携帯も無料というプロバイダに登録した高校生たちを、
奇怪な事件が次々襲う。
自殺、失踪、連続殺人……。
仮想現実に巣くう「極限の悪意」相手の、壮絶なサバイバルが始まった!
あらすじと内容が伴わない期待外れの作品が多い中、この作品は見事にハマりました。
冴えない普通の女子高生が主人公なんですが、その他の登場人物に超美形の女の子や男が登場する。
その可愛い演出や、格好良さの演出、これが実に上手いなと思いました。
文章全体の書き方、比喩表現が巧みで、それでいて分かりやすく読みやすい。
難しい漢字を駆使して情景描写する作家もいますが、この作家は読みやすさを重視しているように思えて好感が持てました。
思わず、あー、そうそう、なんなんだよ、分かるわコレーと言った共感を得る部分が多くありサクサク読めました。
肝心の内容、最初は普通に不可解な事件に巻き込まれて(実際そうなんですが)
徐々に真相に近付いていくタイプかと思ってたんですが、途中でがらりとその様相が変わります。
仮想現実に巣くう「極限の悪意」相手の壮絶なサバイバルという紹介文が、
まさにそうですね。第二部が始まったぜ、みたいな新たなステージへ誘われました。
いっぽう一気に非現実的な展開になっていくのも事実です。
あくまでリアリティを求めるのならば、この手の小説は読まない方がいいでしょう。
ただしエンターテイメントとして割り切って読むなら、これは面白いです。
主人公の女の子と、母親の強い親子愛も加わり、後半目頭が熱くなる展開もあります。
まぁ実際軽く涙を流しましたね。
前半の何気ない伏線が切り札に発展するなど読み応え十分かと。
そして最後の約束‥‥終章でしっかり補完しているのも良かったです。
完全に綺麗に終わるとは言い難いけど、物語としてキッチリ完結してます。
また違う作品も読んでみようかなと思います。
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