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13年07月の雑記
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鉄の骨(池井戸潤)読了。
今までの池井戸イズムとはちょっと違った形の小説です。
中堅ゼネコンの若手が、建設現場から"談合課"と揶揄される公共授業の受注に奔走する部署へ異動になった。 何故、主人公は談合課へ配属となったのか?
建設現場で仕事をしている裏で、絶え間ない努力の末に勝ち取った工事の受注。
それがまざまざとリアルに、そして鮮明に描かれています。
社会の仕組みも勉強でき、また談合という違法行為の中、必要悪として行使しなければいけない葛藤。
果たして主人公の会社はどういう行動に出るのか?
このまま談合の波に飲まれてしまうのか?
淡々とそんなストーリー展開が続き、山場は最後にくるといった感じです。
なので、倦怠感は否めません。
メインストーリーに絡めて主人公の恋人が、エリート銀行員から好意を寄せられ、
徐々に主人公から気持ちが移っていく‥‥そんな展開を挟みながらストーリーは進んでいきます。
怒濤の如く盛り上がるシーンは特になかったですが、それなりに楽しめた作品でした。
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日本製粉、2012年度の株主優待が届きました。07/03くらいに。
届いた内容はこんな感じです。
初めて株主優待貰ったんですが、これはなかなかニヤリとしますねぇ。
日本製粉は本当に良い会社です。
写真真ん中にある「フライパンだけでグラタン」を今日作ってみたんですが、
これが思った以上の美味しさに舌を巻きました。
味はそのまんまホワイトグラタンです。味付けの濃さも絶妙でした。
食品会社の株主優待はなかなかイイ感じだ。
今度ハウス食品でも狙ってみますかね?
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瑠璃の萌えボイス充電チェック&目覚まし Ver1.2.0公開
シェイクでスリープを解除する機能を追加しました。
が、少しでも長いスリープになると反応しなくなります‥‥
充電中だとかなり長いスリープでも反応しますが、気付くと反応しなくなったり。
デバイス依存という情報があったり、良く分かりませんがこれ以上うだうだやってもきりがないので公開に踏み切りました。中途半端で申し訳ないです。
そもそもGoogle Playでシェイクでスリープ解除するアプリが全然ない。
有料99円のはありますが、機能しないというレビューが多すぎるので買う勇気が持てず。
スクリーンOFFのアプリなら沢山ありますが、この機能なら問題なく実装できますね。
スリープ解除は加速度センサーで実現してる訳ですが、
スリープ状態になることでセンサーが勝手に停止してしまうことが原因と思われます。
これがデバイス依存だの何だの言われてますので、解決策は難しいですかね。
長時間スリープ後でも復帰する端末があれば是非とも教えて下さい。
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オレたち花のバブル(池井戸潤)読了。
銀行員の主人公、半沢直樹が活躍する小説第二弾です。
今回は巨額損失を出した老舗のホテルの再建を押し付けられるところからスタート。
更に金融庁の検査が入るというダブル試練。
果たして半沢はこの危機を乗り越えることが出来るのか?
この小説は登場人物が非常に多くかなり混乱します。
半沢メインのストーリーの他に、近藤視点のストーリーも用意されており
これが結果的にリンクしていく訳ですが、結構判りづらいです。
内容的に所々に仕込まれている鬱憤を晴らすスカッとした展開が良いです。
一発逆転ミラクル要素みたいな、そんな爽快感はありますが、薄い感じは否めません。
悪くはありませんが、ちょっと視野を広げて判りづらくなったなぁという印象。
楽しめることは楽しめましたが、じっくり読まないと混乱必至でしょう。
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ナミヤ雑貨店の奇蹟(東野圭吾)読了。
5つの物語が紡ぐ連作短編です。それも非常に関連性が強い連作短編。
物語のメインテーマは悩み相談に回答するじーさんの話。
これだけだと全然新鮮味もなく面白くないような印象を受ける。
当然、そんな単純な物語ではありません。
今までの作品とは異なり、ファンタジーな要素が絡んできます。
なんたって現在と過去をリンクさせて様々な登場人物との繋がりを見事に紡いでいる作品だからです。
連作短編と言った理由はまさにここです。
現在と過去を繋げつつ、相談者側の視点、手紙を書く側の視点が目まぐるしく切り替わっていきます。
次々と繋がる登場人物との接点が兎に角上手いです。
そしてじわっと感動します。ここがまた良いですね。
手紙のやりとりも、面白く読んでて楽しめました。
これは良い作品だと思います。
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永遠の0(百田尚樹)読了。
戦争の凄惨さを訴えるもので、ストーリー性のない歴史の教科書といった感じでした。
物語を楽しみたいという気持ちで読むと完全な地雷小説です。
宮部という一人の零戦パイロットにスポットを当て、その人がどういった人生を歩んできたのか、という伝記みたいな感じです。
が、ややこしいことに当時の時代視点で書かれている訳ではなく
現在視点で書かれている点です。
どういうことかと言うと、宮部の孫が、祖父の生き様を戦争で生き残った人から話を聞くという構想。
これが私にとって一番の敗因です。語り口調で宮部との出会いや、活躍を聞かされる訳です。
が、宮部のストーリー話はそれなりに面白いです。
兎に角凄腕のパイロットであり、格好良くて、爽快です。
ただし宮部の話ばかりではなく、最初に語り手の人がどういうことをしていたか、
という余談が必ず入ります。それはつまり戦争のことを説明している訳ですが、
都度都度変わる語り手の話をバラバラ聞かされても正直困ります。
読者は宮部を中心としたストーリーを楽しみたいのに。と思うのは私だけでしょうか。
宮部と関係ない戦争について淡々と語るシーンを中心に全体の2割くらいは読み飛ばしましたね。
もっともこれはストーリーを楽しむ小説ではなく、
戦争とはこういうものだ、ということを説明した参考書と言えばしっくりきます。
情景描写は非常に薄っぺらで、イメージがリアルに描けません。
8割以上が語り口調で淡々と説明する展開なので必要なしと言えばそうですが。
〜は言った。〜はそう言って頷いた。読みを見ると涙を流していた。
といった感じで、〜た。 という言い切り表現が殆どです。
これは洋書を翻訳した和書で非常に多く見かける光景です。
洋書翻訳小説が苦手な人は、この小説も結構辛いと思います。
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真夏の方程式(映画)を観てきた。
原作は読了済みで内容は知ってましたが、結構忘れてましたね。
今回は冒頭で湯川が小学生の男の子と出会う訳ですが、その馴れ初めがなかなか。
湯川の頭のキレ味に思わずニヤリとするような展開でした。
海の下に眠る海洋資源と、綺麗な海を守る為に反対運動する地元の住民。
湯川は海洋資源開発側の立場で、ヒロインの女性は反対派の代表。
そこに冒頭で出会った小学生の男の子。
湯川の言葉がイチイチ正論で格好良いのはなかなか見所でした。
また小学生の男の子が湯川を慕っていく展開も地味にじわじわきましたね。
事件の真相を知った時、ちょっとした感動もありますが、ソレ止まり。
盛り上がるシーンは特になく淡々と物語が進む感じでした。
悪くはないのですが、起伏が少なくダレる感じがしなくもない。
全体としてはそれなりに楽しめましたが、あくまで普通の内容といった所でしょうか。
物理学を駆使するような話ではありませんので、普通の推理ドラマといった所でしょうか。
またはこの夏で色々な体験をした小学生の男の子成長を描く物語?
まぁそんな感じでした。
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ロスジェネの逆襲(池井戸潤)読了。
オレたち花のバブル組、オレたちバブル入行組に続く半沢直樹シリーズ第三弾。
今回のテーマは企業買収を巡る手に汗握る攻防です。
今までと異なり半沢に理不尽な責任転嫁を押し付けられるという展開ではない。
なので最初の方は、ちょっとインパクト薄いなと思ってました。
ところが、読み進めていくにつれジワジワボディブローのように面白くなっていきます。
3分の1程度読み進めると一気呵成の面白さに変貌し読み進める手が止まらなくなります。
今回も半沢は疎まれネチネチと攻撃を受ける訳ですが、そんなことは意にも介さず、
我が道を貫き通す格好良さに痺れます。
あっと驚く逆転劇、奇襲のタイミングが絶妙で読み手を飽きさせません。
やられたらやり返す! 倍返しだ! の信条を素に組織の柵に屈せず立ち向かう姿は痺れますね。
物語も買収側に回ったり防衛側に回ったり、多視点で進みながら組み込まれるのが上手い。
一気に最後まで読める名作でした。
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山善のDCモーター扇風機(YLX-LD30)を買いました。5950円で。
去年買ったDCモーター扇風機は大失敗でしたが今回は大当たりです。
事前に店舗でリサーチしてたのが勝因でしょう。
丈の長さを一番低く下に向かせることで床に布団敷いた上で寝てても
膝上に風が通過することなくダイレクトに膝に風がきます。
そして風量に関しては4段階(静音(0)〜3)あります。
0は全然風来ないかなと思いましたが、そこそこの微風が確実に届いてますので
冷房とのコラボレーションで冷えた空気を体に当てることを目的なら0で十分いけます。
そして1になると結構イイ感じの風量。まだまだ静音性は維持してます。
最大(3)にするとかなり音は大きくなりますが、羽の風きり音なので
モーターがどうのとかいうレベルではない。そして凄い風量です。
システム面では、タイマーと首振り、リズム風があります。
タイマーは1、2、4時間の何れか、そして6時間以上の運転で自動停止機能がある。
リズム風は現在の風量でON/OFF切り替えるタイプではなく、風量が0〜3とOFFがグルグル切り替わるタイプでした。これはちょっと残念でした。
そして電源OFFにしてもLEDが消えないのも残念でした。
具体的に言うと電源ボタンのLEDが赤色になったまま点灯し続けます。
そして風量も電源入れた時は1になります。前回の風量は記憶しません。
そんな感じですが、この扇風機は買って大正解でしたね。
電気代も安くなるし何より静音性が素晴らしいです。
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七つの会議(池井戸潤)読了。
これはソニックを親会社に持つ東京建電で奮闘する社員の話である。
成果を挙げる為、苛烈なノルマを必死に達成しようと努力をする。
その裏では生きる為の熾烈なドラマが潜んでいる。
エリート課長・坂戸を駄目社員の烙印を押された八角がパワハラで訴えることから物語は動き出す。
パワハラとしては異例の処分。その裏に隠されたストーリーは厳しい現実である。
1章が終わった途端、いきなり登場人物が一新された全然違う会社の話になる。
次の章もまた全然違う視点となって、繋がりが全く見えませんでした。
が、再びメインストリームに戻った時、徐々に蠢く暗い影。
理不尽な言い掛かりを付けられて読者をやきもきさせた後、
反撃の狼煙で啖呵を切り読者をスカッとさせるという池井戸イズムが今回はありません。
粛々と物語が進むのっぺりとした展開でした。
起伏もそれほどなく若干退屈な部分も多々あります。
インパクトに欠けた分、引き込まれるような面白はありませんでした。
とは言え1本の話としては普通に読めます。やや消化不足な感じですが。
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黄昏の囁き(綾辻行人)読了。
囁きシリーズ第三弾。と言っても毎回主人公や舞台が変わる単独完結です。
特徴はテキストの所々に意味不明な囁き声が挿入される点です。
勿論この囁きが物語の核心に触れるキーパーツな訳ですが。
物語の兄の急死の報に帰郷した弟が主人公となり、
事故で片付けられた兄の死に疑問を抱くことから始まる。
これは本当にタダの事故なのか?
調査を重ねながら過去の記憶と今回の事件がリンクしていく。
展開は非常にシンプルで解りやすいです。そして読みやすい。
サクサク軽い感じで読み進められました。
犯人も一捻り入れて(都合良すぎるが)ミスリードを誘ってました。
全体を通してシンプルで判りやすくサクサクテンポ良く読める、
そこそこの作品といった感じでしたね。
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