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贖罪(湊かなえ)読了。
告白、少女に継ぐ、第三弾の小説で、雰囲気は「告白」のノリでした。
ただしインパクトは「告白」より下がり視点を変えた二番煎じという表現も出来る。
面白くない、という訳ではない。どちらかと言えば面白い作品です。
小学生の女の子が一人殺された。
その母親がその場に居合わせた4人の女の子に犯人の顔覚えてないなんて許せない。
覚えてないなら罪を償えこのやろーという一言から4人の女の子の人生が狂う。
1話毎にそれぞれの女の子の視点でストーリーが構成されているんですが、
登場人物同士が会話して成り立つストーリーではなく、淡々と語り口調で進みます。
ここら辺が告白と同じノリです。
1話目は手紙の内容を読むだけ。
2話目はPTA総会でのやりとりを聞き手に伝える‥‥といった感じです。
とにかく動的に話が進むという訳ではなく読者に聞かせるというスタンス。
これはこれで斬新な手法だと思います。告白の時も思いましたが。
そして最後に4人の少女達に償いを強要した母親の独白。
犯人も解り、4人それぞれの展開に対する連鎖がきっちりと填る。
ストーリーのパズルとしては綺麗に組み上がりましたので、まぁそれなりに良かったです。
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