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仮面山荘殺人事件(東野圭吾)
クライマックスにまさかのどんでん返しを潜ませた推理小説。
えー、これはちょっと卑怯じゃないかーと思ったりもするが、
ああ、その手があったか、ぎりぎりの逃げ道だコレは、とも思える。
しかしながら物語の途中で、半分くらいの予想はあたる。
つまり登場キャラクターの役所、東野圭吾なら、犯人はこの人だろう。
このキャラクターにも必ず何かしろの役所がある、など。
ストレートな文章な分、予測しやすい。
逆に言えば、東野圭吾がこんなリアリティに欠ける訳がない!
という理由から何となく予想すし、やっぱりか。となる。
ただ誤解をしないで欲しい。
この予想は寧ろ歓迎すべき展開だからだ。
理由は勿論、その方がより面白そうな展開に発展しそうだから。
実際、最後のどんでん返しの為に叙述トリックを駆使しています。
8人の男女が集まる山荘に銀行強盗がやってくる訳だが、
過去の事件を結びつけたり、新たな事件との関連性を臭わせたり、
結末、真相を知りたくなる仕掛けが盛り込まれていて面白いです。
後半からは、一気に最後まで読んでしまう程ですね。
かなり面白かったです。
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