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2011年12月23日の雑記
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麒麟の翼(東野圭吾)読了。
加賀シリーズ第9弾です。
2012/01/28に映画化されるのでハードカバーで買わざるを得ませんでした。
加賀シリーズ最高傑作と謳っていますが個人的には「悪意」は越えてない。
内容自体は非常に読みやすく、また解りやすいので取っつき安いです。
日本橋・麒麟像の台座にもたれかかるようにして死んでいた男性。
容疑者と思われる人物は職務質問の際に逃走。
事件は単純な殺人では終わらない。そこに辿り着く隠された真相の裏で、
本当の真実が見える。東野圭吾らしい作品です。
一見すると何の関係もないことのように思える行動にも意味がある。
些細な会話から事件の真相を嗅ぎつける嗅覚、慧眼は見事です。
被害者の足取りを追う毎に謎が深まっていく訳ですが、
事件の真相が明らかになるにつれ、全てのピースが徐々に埋まっていく仮定が非常に上手い。
難解なトリックとか、アリバイとか、そういう観点で読む推理小説ではない。
> ところが次に加賀が発した台詞は、彼女の予想を覆すものだった。
> ええ、わかっています───
この文章。直前に書かれた情景描写が心にずしんと響きます。
また落涙のラストの記載がある通り、
物語のクライマックスでは思わず胸が熱くなる展開も用意されています。
実際目頭が熱くなりました。
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