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モダンタイムス(上)(下)(伊坂幸太郎)読了。
特殊な力を持った主人公が活躍する「魔王」から50年後の世界だが、
知らなくても単独のストーリーとして楽しめる。
システムエンジニアである主人公は、ある出会い系サイトの仕様変更だった。
直前までその案件に関わっていた優秀なエンジニアは疾走。
その為、主人公に白羽の矢が立った訳だが、そのプログラムには不審な点が多く、発注元の会社への連絡もつかない。
人は知らないものにぶつかった時、何をするか?
検索する。
そして主人公の周りで次々に不幸が訪れる。
彼等は皆、ある複数のキーワードを検索していた。
という内容で、システムエンジニアにとってニヤリとする展開があります。
特に上巻は次々に発生する謎に頭を悩ませ、どうなってるんだ?
という思いと共にストーリーに引き込まれていきます。
伊坂幸太郎らしいユーモアなセンスも混ざり読み手を飽きさせない。
グイグイ引き込まれました。
拷問シーンとかもあるんですが情景描写がリアル過ぎてゾクリときました。
下巻でいよいよ「そういうことになっている」というシステムへの挑戦が始まる。
システムエンジニア色は薄れ、真相へ向けての抵抗、足掻きでしょうか。
検索したことにより不幸が起こるシステムの解明、その他の伏線の回収。
二転三転と言ったどんでん返し的なストーリー展開はありませんが、
在り来たりな内容を逸脱したいものを読みたいという人にはお勧めだ。
文庫本で読みましたが、クライマックスに修正が入ってるらしい。
オリジナルの終わり方も、ちょっと気になりますね。
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