.................................................
|
日 |
月 |
火 |
水 |
木 |
金 |
土 |
31 |
1 |
2 |
3 |
4 |
5 |
6 |
7 |
8 |
9 |
10 |
11 |
12 |
13 |
14 |
15 |
16 |
17 |
18 |
19 |
20 |
21 |
22 |
23 |
24 |
25 |
26 |
27 |
28 |
29 |
30 |
31 |
|
.............................
何となくリンク
.............................
|
|
2011年08月14日の雑記
|
ハサミ男(殊能将之)読了。
美少女を殺害し、研ぎ澄まされたハサミを首に突き立てる殺人鬼。
そんなハサミ男が3人目のターゲットを殺す準備を整えていた。
徐々に被害者に近付き殺すタイミングを見計らう情景描写は、自然で繊細。
情景描写が非常に細かい作者だと思いました。
ここらの下りは展開が気になり一気に読み進めてしまった。
そんなハサミ男がターゲットにしていた美少女が殺されてしまう。
しかもハサミ男の犯行に見せかけたように殺されていた。
その死体発見者がハサミ男自身だった。
当然、それが偽ハサミ男の犯行だと気付く。では何故殺されたのか?
そう、この物語の探偵役はシリアル・キラーであるハサミ男だったりする。
並行して警察が事件の解明に乗り出す訳だが、このハサミ男とのやりとりも発生し、どんな結末になるのだろうと読者を惹き付けていく。
会話自体も妙に説得力があり、頷かされる文章が何度も登場する。
読みやすくはあるが、それが面白い文章かと言うと、微妙だ。
そしてこの小説の神髄はクライマックスにあると思ってもいい。
ミスリードを引き起こすような書かれ方。
まさかの展開に「なん‥‥だと?!」と言わざるを得ないかもしれない。
二転三転といった驚きはない。
最後の展開に吃驚するのだが、その展開自体が淡泊な印象を受けたのが残念だ。
何れにしても文章の書き方が日本語の小説らしい小説です。
それなりに楽しめたと思います。
≪コメント(2)
和尚 |
拝承つけ麺 |
11/08/16 21:17:17 |
北本 |
拝復つけ麺 |
11/08/18 20:12:08 |
|
|
|