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最悪(奥田英朗)読了。
3人の主人公を別々の視点で描いた比類なき犯罪小説。
主人公を変えながら並行に物語は進んでいくのだが、
それぞれの主人公は何れも不幸という人生を背負っている。
不幸ながら何とか生きていたが、次から次へ起こる災難。
人生のどん底に突き落とされていく様が圧倒的リアルに描かれている。
行き場のない人生の牢獄へ追い込まれていくプロセスが凄い。
実際にこういう人生を歩んでいる人が何人もいそうだ‥‥
そう思えるリアルさ。
とにかくその不幸っぷりに"やきもき"せざるを得ません。
読んでるこっちが泣きたくなるような展開。
そんな最悪な人生を送ってきた3人の人生が交差する時、
瑣末な人生はカタストロフへ向かって転がり始める。
交差するまでの前置きが非常に長い。
序盤〜中盤は兎にも角にも3人が徐々に崩壊していく人生をリアルな情景描写と共に追いかけていく展開。
長いのだが、リアルな情景描写により臨場感は抜群。飽きはこない。
そして後半、人生が交差した瞬間、もはや手に追えない状況になる。
あっと驚く超展開はないが、グイグイ引き込まれる要素はありました。
なかなかに面白かったです。
≪コメント(2)
文福茶釜 |
> 比類泣き犯罪小説。
そうか、泣くのか……。 |
11/02/21 19:18:13 |
北本 |
ナイス指摘でした。こっちは修正。TOPページは放置の方向で。 |
11/02/25 21:44:29 |
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