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手紙(東野圭吾)読了。
今までのジャンルとは異なった新しい着眼点が斬新だった。
強盗殺人をしてしまった兄と、強盗殺人犯の弟というレッテルを貼られ
世間の厳しい現実を目の当たりにするヒューマンノベル。
身内が刑事事件を起こすと、家族にも多大な迷惑を掛ける。
そんな情景がヒシヒシと伝わります。それもリアルに。
まさに人生のどん底です。
世間に満ち溢れる差別と偏見、だがそれも正義なのだと。
受験、恋愛、就職‥‥人生における転機は、強盗殺人犯の弟というだけで
ことごとく潰されていく。切なすぎますね。
タイトルにあるように月に1度だけ刑務所から届く手紙。
その手紙の最終的な決着、クライマックスは若干の感動路線。
読みやすいテキスト。気になる展開。なかなか面白かったです。
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